the Surfside Stomp
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New Orleans遠征(1994年7月8日〜12日)

the Surfside Stompのバンドメンバーにお店の常連さんの一部を加え、総勢20名弱であこがれのニューオリンズ旅行を果たしました。まずは昼間のニューオリンズ散策編から・・・

Bayou成田から20時間・・・

やってきましたNew Orleans! ニューオリンズ国際空港にアプローチする飛行機の窓から外を見ると、そこは一面の沼地。これがBayou(バイユー)というやつですね。ここで採れるザリガニ(Crawfish)やナマズ(Catfish)が、ニューオリンズ名物のケイジャン料理やクレオール料理に使われます。ちょっと泥臭いときもありますけど、結構おいしいですよ!
Cafe Du MondeCafe du Mondeに向かうStomp一行

ニューオリンズの朝食といえば・・・Cafe du Mondeのベニエとカフェオレです。ベニエとは、白い粉砂糖がたっぷりかかった四角い揚げドーナツです。一人前でも3つもあって、食べごたえ満点です。カフェオレはアメリカでは全くポピュラーではなく、ニューオリンズ名物だそうです。カフェの前では、朝からストリートミュージシャンがごきげんなジャズを聴かせてくれます。
Moon Walk朝食のあとはMoonWalkで暫し散策

朝からちょっと重たいベニエを食べたあとは、ミシシッピ川沿いに出て、ムーンウォークを歩いて少々腹ごなし。ここでも朝からアルトサックスの音が流れていました。

左奥に見えるのは、ニューオリンズに唯一残る本当の蒸気船Natchezです。
Natchez蒸気船Natchez

Natchezはニューオリンズに唯一残る本当の蒸気船で、船尾のローターをバタバタと大迫力で回して進みます。船上には蒸気オルガンが備え付けられていて、出港/帰港のときや、クルーズの途中には演奏を聴かせてくれます(もちろんニューオリンズジャズですよ)。大音量のオルガンの音は、広大なミシシッピに響き渡るとともに、ビジネス街の高層ビルに反射して、なんとも言えぬ雰囲気を醸し出します。夜のディナークルーズでは、船内で名門バンドDukes of Dixielandの生演奏がたっぷりと聴けます。他のボートクルーズより、きっかり$10高いのも納得です。

Restaurant廃屋???

ミシシッピ川の対岸にトタン屋根(Tin Loofですね)の今にも崩れ落ちそうに見える建物を見つけました。聞くところによると有名なレストランとのこと。今度時間があったら寄ってみたいですね。

Aquarium水族館

Natchezの船着き場のそばには水族館があります。ニューオリンズという都市は米国人にとっても国内観光の有名どころですので、このような施設があることも納得です。かなり大きな水族館で、世界的にも有名とのことです。入館してみましたが、全部観て回るのには丸1日かかりそうでした。

Casino Boatやけに豪華な船が・・・

ミシシッピ川に沿ってさらに歩くとカジノボートが係留されていました。実はルイジアナ州はギャンブルが公認されています。この辺も観光地らしいですね。カジノボートはヒルトンが経営しているようで、隣のショッピングモールとも橋でつながっています。

Train欲望という名の列車

ミシシッピ沿いの一画には、映画「欲望という名の列車」で有名な路面電車が走っています。この路面電車がユニークなのは、シングルポール(架線から電気を取るポールが1本)だからとのことです。

Bourbon Innこの通りが夜には・・・

有名な繁華街であるバーボンストリートの一画にあるBourbon Street Innです。この通りが夜になると、まるで金曜夜の歌舞伎町状態となり、人があふれて大騒ぎになります。Jazzばかりでなく種々雑多な音楽と色々な人種が入り乱れて、明け方まで騒ぎ通す様は圧巻です。the Surfside Stompもバーボンストリートに面したお店でニューオリンズデビュー(!?)を果たしました。その模様は次のページで・・・

はるばるニューオリンズまで楽器を持っていったかいがありました。バーボンストリートにあるFritzel'sという店でthe Surfside Stompがニューオリンズでのデビュー(?)を果たしました! その模様をとくとご覧あれ・・・
Preservation1これがあのPreservation Hall・・・

目抜き通りのバーボンストリートから少し離れたところに、かの有名なプリザベーションホールがあります。昔の倉庫を改造したとのことで、とても「ホール」と呼べる場所ではありませんが、本当のニューオリンズジャズを演っている所は、ここだけになってしまった感があります。
Preservation2コテコテのNew Orleans Jazzはいかが?

プリザベーションホールは外観同様に内部も恥ずかしいぐらいにボロです。ミュージシャンもそれなりに年期が入った人達が多いのですが、歳を感じさせないゴキゲンなジャズを演っています。観客は座布団で床に座ったり、ベンチに詰め込まれたり、後ろの方は立ち見になります。しかし、「名所・旧跡」を訪れる観光客が多いためか観客の回転は早く、割とすんなりと一番前のかぶり付きの座布団席に移動できます。
Fritzels Logoやっと見つけた・・・

Jazz発祥の地ニューオリンズを観光するだけではthe Surfside Stompは満足しません。毎日夕方になると楽器持参であちこちのお店を訪れ「演奏さしちくれ〜」と交渉して回りました。ここでもマネージャー氏の手腕が功を奏し、バーボンストリートに面したFritzel'sというジャズ酒屋で演奏できることになりました。

Fritzels1ストンプのニューオリンズ・デビュー!?

その夜Fritzel'sでは、トランペットとピアノとチューバのトリオが入っていたのですが、トランペッターとピアニストが来た途端にストンプのメンバーがなだれ込み、早速演奏が始まりました。

しかし本場のミュージシャン達は上手いのなんのって(当たり前ですが(笑))。もうゴキゲンを通り越してましたね(爆)。

Fritzels2調子に乗ってセカンドステージ

緊張しつつもファーストステージが成功裏に終わりました。店からご馳走になったビールが効いたのか、はたまた「旅の恥は掻き捨てて」の精神が成せる技か、ずうずうしくもセカンドステージも演ってしまいました。確か夜の9時頃から始めたと思いましたが、結局12時ごろまで演奏してました。

Fritzels3店は満席、大騒ぎ

ストンプの演奏に惹付けられたのか、単に土曜の夜だったからなのかは定かではありませんが、店は満席、外まで人があふれ出る程の盛況でした。まあ、ストンプの音で大入りになったと前向きに解釈しておきましょう。ニューオリンズには住人も観光客も含めて東洋人が極端に少ないので、さいはての地からやってきた連中がアメリカの音楽を演っている、と奇異の目で見られたことは確かだったようです。

KevinDukes名門バンドのラッパ吹き

Fritzel'sで共演したトランペッター(ケビン)が、「明日の夜Natchez(ボート)で演奏するよ」と言っていたので見に行きました。そしたら、びっくり。ケビンはやけに上手いと思っていたら、何と、メンバーを入替えつつも綿々と活動を続けている名門ディキシーバンド「Dukes of Dixieland」のトランペッターでした。

そんなわけで、左がケビンの名刺、右がDukesのリーダーの名刺です。



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